データの分析・活用、専門知識を持つ人材がいない場合の方法は?

市場環境が急速に変化する今、迅速かつ優れた意思決定を実現するには、データ活用が欠かせない。しかし、データは蓄積されているものの、その集約や連携、分析に手間取っている企業は多い。また、データを適切に扱える人材の不足も大きな課題となっている。理想としては、情報システム部門に頼らず、現場主導でデータ活用を推進したいところだ。

そこで今回は、こうした課題の解決に役立つツールを一挙に紹介する。これらを活用すれば、業務効率化、自社の現状把握、ビジネス戦略の立案、ひいてはデータドリブン経営にもつなげられるだろう。

生産現場の効率や品質を高めるためにIoTデータを集約して活用

生産現場の効率や品質を高めるためにIoTデータを集約して活用

ウイングアーク1st株式会社

パナソニックで各種電化製品を製造する社内カンパニー「アプライアンス社」では、家庭用燃料電池の製造において、生産状況などのデータは紙の台帳で管理し、検査は人の感覚に頼ってきた。同社では製品の品質や生産効率の向上を目指してデータのデジタル化に取り組むにあたり、現場で収集したIoTデータを集約して活用する取り組みを開始した。

純国産BIツール「WebQuery」

株式会社システムコンサルタント

SQLの知識がなくても簡単な操作でデータ検索・分析が可能。表やグラフでデータを可視化するレポート機能で情報共有もスムーズに。またデータベースを直接参照する構成のため、リアルタイムのデータの閲覧が可能で、システム部門の運用負荷を軽減できるメリットも。現場担当者によるデータ活用・DXを推進したい企業に最適なBIツールだ。

大規模組合せ最適化ソルバー「Hexaly」

MSI株式会社

メタヒューリステイック・アプローチによって、大規模組合せ最適化問題に対して高品質な解を短時間で導き出す、本格的オールインワン数理計画汎用ソルバー。
生産・物流の最適化やスケジューリングの効率化などの問題解決を支援。特にMIPソルバーでは解けない問題を抱えている企業に適している。

セルフサービスBI「軽技Web」

富士電機株式会社

導入企業1500社。専門知識を持たない担当者でも、簡単な操作でデータを検索・活用。レポート出力をはじめさまざまなデータ活用業務を自動化することも可能で、現場業務の大幅な効率化を実現する。