管理部門のDX推進 業務効率向上を図るために

さまざまな業務のIT化が進む中で、管理部門の業務はデジタル化が遅れているという企業が少なくない。しかしそうしたアナログな作業は、人的にも時間的にもリソースの無駄が起きがちだ。どの企業でも必須の業務だからこそ、IT化による効率化、コスト削減、正確性の向上を検討してほしい。

今回紹介するのは、管理部門の業務効率化を支援するさまざまな製品だ。人事・給与、財務・会計、法務など管理業務に携わる方々におすすめしたい。

書式が異なる膨大な帳票の管理を効率化し、工数とコストを削減

書式が異なる膨大な帳票の管理を効率化し、工数とコストを削減

ブレインセラーズ・ドットコム株式会社

コカ・コーラウエストでは新たなERPの導入を機に、これまで使用していた帳票生成ツールを刷新することにした。従来の業務では1000種類以上もの帳票を使用しており、その作成や運用方法が非常に煩雑なものとなっていた。そこで同社は大量の帳票を効率的に処理できるシステムを選定・導入。同社が行った業務改善プロセスを紹介する。

企業間取引プラットフォーム「DocYou(ドックユー)」

日鉄日立システムソリューションズ株式会社

企業間取引に欠かせない電子契約、電子取引、書類配信、ドキュメント管理の4つの機能を網羅した電子契約・電子取引クラウドサービス。企業間の書類のやりとりを電子化することで、紙による運用の手間やコストを削減、スムーズな企業間取引を実現する。また、基盤システムと連携することで、幅広い取引業務のDX推進も可能となる。

LegalForce AI契約審査プラットフォーム

株式会社日立システムズ

契約審査における、リサーチから修正、案件管理までのフローをワンストップでサポートするAI契約審査プラットフォーム。法務ナレッジの共有により契約審査の属人化を解消し、リスクの洗い出し、審査時間の短縮、品質の担保・平準化を実現。また、過去の案件を確認・参照しやすくなることで、新任担当者の効率的なスキルアップにもつなげられる。

トータルHRソリューション「HUMAnalytics」

株式会社電通総研

人事部門における多種多様な業務をトータルで支える「人的資本経営支援サービス」。経営戦略と人事戦略をつなぎつつ、必要な人事データを収集、可視化。そのデータを分析することで施策実行支援や戦略立案へつなげ、企業価値向上に貢献する。サイクルに始点はなく、各企業が課題としている範囲からサービス提供が可能だ。

会計データハブにも使える会計自動仕訳エンジン

TIS株式会社

会計自動仕訳エンジンはERPと周辺システムをつなぎ、会計データを連携することが可能。単なるETLではなく、仕訳処理や税処理等、会計処理を自動化し、明細データを蓄積することができるため、真のコンポーザブルERP化が実現できる。また、会計業務の自動化、コンポーザブルERP化に伴う環境変化への柔軟性、経営管理の高度化に寄与する。

勤休管理システム「勤時(きんとき)」

株式会社 科学情報システムズ

プロジェクト工数管理機能をあわせ持つ勤怠管理システム。総務部門やプロジェクト管理者の作業効率の向上と管理コストの削減を支援。人為的なミスを防ぎ、適正な労務管理を実現する。